10月31日から11月2日まで、警察委員会より県外調査に出かけてまいりました。
<北海道警察>
2008年に開催された洞爺湖サミットの警備実績について伺い、2019年G20観光大臣会合の開催(俱知安町)を見据えた取り組みについて説明を受けました。今のところ、他地域の警察からのサポートは受けず、北海道警察のみでG20観光大臣会合は警備をする予定であるとの事でした。
<北海道庁>
観光で訪れる外国人の増加に伴い、交通事故も増加傾向にあります。そこで日本の交通ルールを英語・韓国語・中国語でパンフレットを作成し、レンタカー会社で配布しています。雪道に慣れていないドライバーの為に、実際に運転体験をしてもらうことも行っているとの事でした。
高齢者の交通事故が増えており、事故が起きる時間帯が段々暗くなり、ドライバーの目が慣れるまでの日没時に集中して起きるそうです。そこでリフレクター(暗い場所で反射するもの)の装着を勧めています。これまでのは「デザインがいまいち。」など不評だったため公募したところ、女子高生の桜をイメージしたデザインに決まり、大変好評で2年で106,000個と販売数が伸びているそうです。
<ALSOK北海道株式会社>
札幌冬季アジア大会2017において、警備業務の全般を担い、大会の成功に大いに寄与されました。海外でのマラソン大会で起こったテロ事件を検証し、しっかりと計画を立てて臨んだとの事です。また防犯カメラから怪しい動きをしている人物を特定するなど最新の技術も取り入れた警備を行っていると伺いました。
<第一管区海上保安本部>
実際の巡視船「しれとこ」に乗り込み、内部を視察させていただきました。北海道周辺海域において、外国漁船の違法操業等への対策や密輸・密航対策、海上犯罪や水際テロ対策など、これまでの生々しい体験を伺いました。言葉の端端から最先端で日本の安全を守っているという誇りがあふれていました。